瀬戸内7県を拠点に活動するアイドルグループ「STU48」と瀬戸内各地の魅力を紹介する「瀬戸リスト」。佐野遥さん(23)と森下舞羽さん(14)が、青く透き通った水が湧き出る別府弁天池へ。ニジマス釣りを体験した。
別府弁天池のほとりで…森下舞羽さん、取材班に神対応
真っ暗闇の洞窟で…森下舞羽さん、思わず「ひええ!」
佐野遥さんが「すごい!」 平家も隠れた伝説の鍾乳洞へ
これまでの瀬戸リスト
「わあ、きれい!」
水はコバルトブルーに透き通り、底まで見通せる。
森下さんが「なんで青いんですか?」と、同行ガイドの中野美都子さん(62)に質問する。
中野さんは「太陽に照らされた水が青い光だけ反射するからなんです」。「じゃあ、曇ってたら青くないんですか?」と好奇心旺盛な森下さんに、中野さんは「いえ、曇りでも雨でも青いことが多いんです」と、丁寧に教えてくれた。
美しい風景に加え、水は自由にくんで飲むことができる。名水百選に選ばれたおいしさだ。
その水でニジマスを養殖する美祢市養鱒(ようそん)場で、釣りに挑戦した。
釣り堀職員の室重雅仁さん(63)のアドバイスで、釣り糸をぽちゃんと音を立てて垂らしてじっと待つ。「すぐ釣れますよ」と室重さん。でも、釣りを始めてからしばらく時間がたっているような……。
佐野さんが釣り糸を上げて針を見てみると、「エサがない!」。「逃げられましたね」と室重さんが釣り針に練りエサを再びつける。魚との真剣勝負が続く。
「来た!」
先に当たりがあったのは森下さんだった。強い引きに釣りざおがしなり、さおの端を持って釣り堀ぎりぎりに立っていたため体ごと持っていかれそうになる。
「わああ」
後ろから室重さんが「下がって! 持ち上げて!」と応援する。ばたつくマスにのけぞりながら、釣り糸をたぐり寄せて何とかゲットした。
「あ!」
今度は佐野さんの釣り糸にもマスが食いついた。ゆっくり慎重に持ち上げて、こちらも確保。結局、取材班の7人分も合わせて1人1匹、計9匹を釣り上げることができた。(棚橋咲月)