受験シーズンを迎え、大阪府箕面市の勝尾寺(かつおうじ)では、縁起物の「勝ちダルマ」が受験生らに人気だ。受験や恋愛、スポーツなどの成功を祈願する寺として知られ、境内の棚には願いが成就して奉納されたダルマ数百個がずらりと並ぶ。その勝ち運にあやかろうとダルマをなでたり、写真を撮ったりする参拝客も見られた。
腹に大きく「勝」の文字が入ったダルマは、最大で高さ約75センチの大きさのものから、最も小さいもので約9センチのものまで。寺で授かったダルマは背中に願い事を、右目に目を描き入れて自宅に持ち帰り、約1年後、願いが成就したら、左目にも目を描き入れて寺に奉納するのが習わしだという。
寺の職員は「願いがかなったダルマを見て、自分も頑張ろうと思ってもらえたら」と話していた。
問い合わせは勝尾寺(072・721・7010)。(内田光)