大阪市発注の電気工事入札をめぐる官製談合・汚職事件で、官製談合防止法違反や贈賄などの疑いで逮捕された大阪市の電気工事会社「アエルテクノス」社員白木京介容疑者(47)が、市職員に贈った金額などを記したとされるメモや入札情報を保存したUSBメモリーなどを大阪地検特捜部が押収していたことがわかった。特捜部は容疑を裏付ける証拠とみている。
入札勧誘「まさか談合だなんて」 大阪市汚職の巧妙手口
大阪市職員ら3人を官製談合容疑で逮捕 業者から現金
特捜部によると、白木容疑者は2014~17年の電気工事計27件の入札で、懇意にしていた市建設局職員の青木伸一容疑者(45)=官製談合防止法違反や加重収賄容疑で逮捕=から非公開の設計金額を漏らしてもらった見返りとして、青木容疑者に現金135万円を渡した疑いなどがある。
関係者によると、白木容疑者は…