山梨県山中湖村の山中湖はいま、「愛の季節」だ。春の日差しを浴びたコブハクチョウのペアが胸をつけて、互いを見つめ合う求愛行動が見られる。2羽のつくる形が「ハートマーク」に見えることから観光客に人気だ。
特集:どうぶつ新聞
村の委託で朝夕、えさやりをする羽田二三男さん(73)の話では、2月中旬~3月下旬が求愛のピークだ。放し飼いにされているのは約50羽。ペアはハートマークをつくったり、勢いよく旋回を繰り返したりする。「ハクチョウの夫婦愛は深いですよ」と羽田さん。4月ごろには湖畔で巣作りが始まるという。(河合博司)