三重県知事選が21日に告示され、無所属新顔で市民団体「県生活と健康を守る会連合会」会長の鈴木加奈子氏(79)=共産推薦=と、無所属で3選を目指す鈴木英敬氏(44)=自民、公明、新政みえ推薦=の2人が立候補を届け出た。鈴木英敬氏の2期8年にわたる県政運営の評価などが争点となる。
三重県知事選は2011年、自民党などの推薦を受けた鈴木英敬氏が野党第1党だった民主党推薦候補らを破って初当選した。15年の前回は、英敬氏が自民、公明、旧民進系の地域政党「新政みえ」の推薦を受け、共産党推薦候補を破って再選を果たした。今回も旧民進勢力は独自候補を擁立せず、新政みえは告示直前に英敬氏の推薦を決めた。