秋田県動物愛護センター「ワンニャピアあきた」が1日、秋田市雄和椿川にオープンした。犬20匹、猫50匹を収容できる。犬猫の譲渡や災害時に被災した動物の一時預かり、動物ボランティアの育成、小中学校向けの教室開催などを担う。
建物は木造一部鉄筋コンクリート造り平屋建てで、床面積は約1500平方メートル。猫を展示する屋内のタワーは高さ6・5メートルで、国内最大級。来館者は職員と一緒に中に入ることができる。譲渡に向けて見栄えを整える「トリミング室」も備えた。備品購入を含む事業費は約8億9千万円。
秋田空港に近いことから、旅行者が秋田犬の展示や訓練の様子を見られるようにする。無料で使えるドッグランもあり、「動物にやさしい秋田」の発信拠点になることをめざす。(村山恵二)