昨年のボストン・マラソンを日本勢として37年ぶりに制した川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)が13日(日本時間14日)、大リーグ・レッドソックスの本拠地、フェンウェイパークで行われたオリオールズ戦の始球式に登場した。野球は「小学生以来」。かつて松坂大輔がつけていた背番号「18」のユニホームを着用し、マウンド手前から投じた1球は、捕手まで届いた。
実は前回大会の優勝直後にも、始球式を務める予定だったという。しかし天候不良で中止となり、1年越しの「登板」となった。「なかなかこういう舞台に立てる日本人は少ない。マラソンを通じて、イベントにも参加できることを知ってほしい」と川内。埼玉県庁を退職し、プロ転向後初となるフルマラソンは、15日に本番を迎える。(ボストン=井上翔太)