議員報酬が3割超引き上げられた宮崎県新富町議選が告示され、16日朝、定数12に17人が届け出た。定数14に15人が立った4年前と比べ、「競争率」は大幅に上がった。
議員報酬は1月の条例改正で月額7万2千円(約34%)引き上げられ、県内の町村で最高の月額28万3千円となったばかり。
報酬アップを発案したのは、議員定数削減を公約に掲げて昨年2月に初当選した元町議の小嶋崇嗣町長。定数削減を求めるとともに、「議員活動に専念できる環境を整備し、町政に関心と意欲を持った若者や女性の立候補を促したい」と議会側に投げかけた。
17人の届け出は、定数14で行われた2007年の選挙と並ぶ多さだ。女性は2人。女性の立候補は2007年以来12年ぶりとなる。現職が60~70代なのに対し、新顔は30~50代が中心となっている。
立候補した新顔の女性は「議員…