沖縄料理として人気の海藻・海ぶどうは、長さ10~20センチにも達し、房や茎のような複雑な形状を持ちながら、実は単細胞生物だ。沖縄科学技術大学院大のチームの研究で、この構造には体の部位ごとに遺伝子のスイッチをオンオフする仕組みが関わっていることがわかった。 多くの生物は細胞ごとに核が一つずつ入っているが、海ぶどうは一つの細胞でできており、細胞のなかには多数の核がある。 チームの遺伝子解析で、たとえば海ぶどうの房になる部分にある核では、房に関わる遺伝子のスイッチのみがオンになるような仕組みが備わっていることがわかった。これは、多細胞生物である陸上植物が葉を作るときなどと似た仕組みを単細胞で実現しているのだという。 海ぶどうが一つの細胞で複雑な形を作り上げられるのは、茎や房の部分にある核を包み込む膜が特殊化し、部位に応じたスイッチを制御する物質だけを取り込むためだとみられる。 チームによると、海ぶどうは陸… |
海ぶどう、実は単細胞 房の部分で遺伝子スイッチオン
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