今年1月24日に大腸がんを公表し、リハビリを続けてきたプロ野球阪神の原口文仁捕手(27)が実戦復帰を果たした。8日、ウエスタン・リーグの中日戦(兵庫県西宮市の鳴尾浜球場)の八回に代打で途中出場し、結果は右飛だった。今後はプレーヤーとして1軍昇格を目指すとともに、病に直面したからこそ知ってほしい思いを発信していくつもりだという。
がんから復帰近い阪神原口 恩師「腐る姿見たことない」
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1月下旬に手術した原口は、3月7日に初めてチームに合流。キャッチボールなどで体を慣らしつつ、4月16日に屋外でフリーバッティングもした。「ゴールデンウィークごろには1軍へ上がるんだと手術後すぐに思いました。体も脳もそこに向かっていました」
復帰への道のりは順調に見えるが、決して一人では乗り越えられなかったという。球団や所属事務所に届いた多くの手紙や千羽鶴に励まされた。自身で開設したツイッターには同じ病気を経験した人からのメッセージも。「力になり、勇気になった。みなさんがいてくれることで、頑張っていこうと思えました」
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