国の特別天然記念物のコウノトリ1羽が17日朝、茨城県取手市桜が丘の住宅街にいるのを、近くに住む自営業、登美泰秀さん(66)が見つけて撮影した。
一時絶滅のコウノトリ 野外生息数、もうすぐ100羽に
同日午前8時半ごろ、犬を連れて近くの川沿いを散歩していたところ、頭上を大きな影がかすめた。「最初は鶴だと思った」というが、インターネットで画像を調べ、コウノトリだと確信した。急いで自宅でカメラを取り、戻ってくると、車の上にとまっており、夢中でカメラのシャッターを切ったという。
近くの千葉県野田市ではコウノトリの野生復帰に取り組んでおり、放鳥もしている。同市の担当者によると、今回目撃されたのは足輪などから、2016年に放鳥されたオスの「きずな」とみられる。