東京都高校野球連盟と朝日新聞社は15日、来年夏の第102回全国高校野球選手権東・西東京大会の準決勝と決勝を、東京ドーム(文京区)で開催すると発表した。東京五輪・パラリンピック開催に伴い、神宮球場(新宿区)が使えないための措置で、高校野球の公式試合が東京ドームで開催されるのは初めて。
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東京ドームで実施するのは東西の準決勝と決勝の計6試合で、来年8月1~3日の3日間。1日に西の準決勝、2日に東の準決勝、3日に東西の決勝を行う。
東京大会は毎年、神宮球場がメイン会場だった。しかし、東京五輪・パラリンピックの組織委員会が来年7月上旬から70日間、同球場を来賓の待機場所や資材置き場として使用する。このため、都高野連が代替の会場を探していた。都高野連の武井克時専務理事は「東西東京大会の舞台として東京ドームを使用できることになりました。球児がこれまで通り、すばらしいプレーをしてくれることを願っています」。朝日新聞東京本社の中村史郎編集局長は「甲子園をかけた試合を東京ドームで開催した大会として、球史と記憶に残る大会となるでしょう」との談話を出した。(小林直子)