欧州の金融政策を取り仕切る欧州中央銀行(ECB)のトップに、初めて女性が就くことになった。欧州連合(EU)が2日、臨時首脳会議で、10月末に8年の任期を終えるドラギ総裁の後任候補に、国際通貨基金(IMF)トップのフランス人、クリスティーヌ・ラガルド専務理事(63)を選んだ。ラガルド氏は2日、声明で「ECB総裁に指名されて光栄に思う」と述べた。6月に日本であった主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)でも来日していたラガルド氏。市場では「新しいタイプの中央銀行総裁」との期待もあるその横顔は。
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シンクロ仏代表
ラガルド氏は1956年パリで生まれ、米国留学を経てフランスで修士号を取得。シンクロナイズド・スイミング(現・アーティスティックスイミング)の仏代表だったことでも知られる。
米国で弁護士として経験を積み…