現在の圧倒的多数の「動く」3Dデジタル人物は、主に実際の人間が動かしている。それに対して、「新小微」はAI駆動を採用している。文書を入力すると、AIアルゴリズムがリアルタイムで「新小微」を動かすことができ、生成される音声や表情、口の動きはより人間に近い。
プロジェクト責任者は、「前世代のAI合成キャスターは座ったままか立った姿勢で、簡単な手のジェスチャーしかできなかった。『新小微』は歩いて体の向きを変え、さらにさまざまな複雑な動きやポーズをとることができ、フレシビリティーが大幅に向上した」と説明した。
このほか、「新小微」はマイクロモジュール化の特性により、さまざまなスタイリングが可能となっている。彼女の髪型や服装はニュースやシーンによって切り替えられる。こうした機能は前世代のAI合成キャスターにはなかったものだ。
「新小微」はどのような未来の想像を広げるのか?
報道業界初のAI駆動・3D技術で表示されるAI合成キャスターである「新小微」は、今年の全国両会の会期中に大量のニュース動画を発信することができる。
装置に関連文書を入力するだけで、「新小微」はニュースを伝えることができ、言葉の意味に合わせた表情を作り、ジェスチャーをする。
プロジェクト責任者は、「今後の更新と進化により、彼女が活躍する場が一層広がる。3Dバーチャルシーンの拡張に伴い、『新小微』はスタジオから飛び出し、各シーンに応じてニュースの多様な需要をよりよく満たすようになるだろう」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年5月21日