【ワシントン木村旬】１６日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は急落し、指標である米国産標準油種（ＷＴＩ）の１０月渡しは前日終値比１．７５ドル安の１バレル＝６３ドルちょうどで取引を終えた。終値では８月５日以来、約１カ月半ぶりの安値。

　石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）が、原油高に伴い、世界の原油需要見通しを下方修正したため、需給ひっ迫感が後退した。ＯＰＥＣが来週開く総会で追加増産を決めるとの思惑も売りを誘い、一時は６２．８５ドルに下落した。

毎日新聞　2005年9月17日　8時16分