米グーグルが無線LAN用の通信ソフトをウェブサイトで公開し、無線LANサービスに進出するのではないかという見方が広がっている。米メディアによると、同社の広報担当者が20日(米国時間)までに、本社近くで接続サービスのテスト中であることを認めたという。
公開しているソフトは「グーグル・セキュア・アクセス」(ベータ版)と呼ぶもの。無線LAN経由でVPN(仮想専用線網)接続する機能を備え、「グーグルWiFi」という未発表のサービス用のパソコン用クライアントソフトとされている。ウェブサイトでは「グーグルWiFiの利用時、より安全な接続を確立できる」と説明している。
グーグルのサイトには、グーグルWiFiについてのそれ以上の詳しい記述はないが、同社の広報担当者はメディアの取材に対し、無線LANサービスのテスト中であると述べたという。場所はグーグル本社があるカリフォルニア州マウンテンビューの2カ所の公共スペース(ピザパーラーとジム)としている。
また、「グーグルWiFiは、無料の無線接続を提供するための地域奉仕プログラム」と説明したという。【高森 郁哉/Infostand】
グーグル・セキュア・アクセス(ベータ版)
http://wifi.google.com/download.html