札幌中央署は3日までに、“路上詩人”として全国を放浪していた神奈川県横須賀市金谷1、無職、古仲秀行容疑者(25)を大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕した。取り調べに対し、「反省の気持ちを詩で表したい」と言い、「きょうの大麻で 全てをなくすことが すごく苦だ」などと書いているという。
調べでは、古仲容疑者は9月23日午後11時ごろ、札幌市中央区内で、乾燥大麻3グラムを所持した疑い。十勝方面の山中を放浪した9月初旬に自生大麻を採ったという。
古仲容疑者はここ数年、和紙に筆で書いたサイン入りの詩を路上で売りながら全国を放浪し、新聞に取り上げられたこともある。詩は1枚7000~2万7000円で販売し、毎月20~60万円の収入があったという。今年は、5月に茨城県から放浪をスタート。7月に函館から北海道に入り、各地を放浪していた。【岸本悠】