日本自動車販売協会連合会が3日発表した05年度上半期(4~9月)の新車販売台数(軽自動車を除く)は前年同期比3%増の188万1121台で、2年ぶりに前年を上回った。
特に各社が力を入れている小型乗用車が、低燃費を武器に販売を伸ばし、同7.5%増の99万8368台。一方、排気量2000CC超の普通乗用車は新車の発売があまりなかったため、同4.8%減の60万1584台にとどまった。トラックは、ハイブリッド車や10月の新しい排ガス規制開始への対応車の発売が相次いだため、同6%増の27万2946台と好調。
メーカー別では、三菱自動車が同18.9%増の3万3178台で、軽自動車を含めた全体の販売台数も同12%増の10万7421台と、リコール(回収・無償修理)問題の影響で過去最低だった前年からの回復を示した。新車発売が少なかったトヨタ自動車は同1.3%減の80万3568台だったが、8月30日発売の「レクサス」ブランドの9月の登録台数は1407台で、月間販売目標の1200台を上回った。
全国軽自動車協会連合会が同日発表した05年度上半期の軽自動車販売台数は同4.4%増の91万6801台で、上半期としては史上2番目の高水準だった。【工藤昭久】