陸上の群馬リレーカーニバル最終日は9日、前橋市の敷島公園陸上競技場で行われ、男子400メートル障害は世界選手権代表の成迫健児(筑波大)が49秒05が快勝した。男子200メートルも同代表の高平慎士(順大)が制した。同時開催の日本陸上選手権リレー競技では、女子1600メートルリレーで福島大が優勝し、前日の400メートルリレーと合わせて6年連続の2冠。男子400メートルリレーは早大が9連覇した。
○…男子400メートル障害を制した成迫は、「終盤でハードル間の歩数が合わなくなって減速した」と反省。しかし8月の世界選手権で準決勝進出、ユニバーシアードで優勝を果たした実力で快勝した。5台目までハードル間を13歩で走る日本選手が多いなかで、6台目まで13歩で飛ばすスタイルが持ち味。さらなる可能性を探り、この日は天候が良ければ8台目まで13歩で押し切る計画もあったという。1600メートルリレーでも筑波大のアンカーとして好走するなど走力も充実。現在の自己記録は48秒35だが「近いうちに47秒台も出したい」と意欲を燃やす。