阪神タイガースの株式上場問題で、牧田俊洋・球団社長は12日、大阪市福島区の阪神電鉄本社を訪れ、11日にあった村上世彰(よしあき)氏と西川恭爾・阪神電鉄社長による会談の内容について報告を受けた。
報告を受けた後に会見した牧田社長は、上場についてファンの意見を募るべきだとする村上氏の提案に関して「具体的な話は出なかった」と説明。さらに「(上場は)本社が決め、本社が考えること。球団としては日本シリーズに集中しようと思う」と語った。
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一方、中日の白井文吾オーナーは12日、報道陣に対し「(目的が)銭儲け以外の何ものでもないのは明白。ゲームの勝ち負けによって株価が影響を受けるのも好ましくない」と述べ、阪神球団株の上場に反対の姿勢を示した。