歌舞伎俳優の中村勘三郎(50)が、BSデジタル放送のメーンパーソナリティーを務めることになり、12日、公演先の名古屋・御園座で発表された。
NHKをはじめ民放BS7局が開局して5年が経過し、BSデジタルの普及は1000万の大台を突破。記念のキャンペーンCMに出演した勘三郎の共演相手は、なんとオウム、セイウチ、クマ。「僕は何でもやろうといつも思っていますけど、まさかこういうことになるとはね」。もちろん、CMは映像を重ね合わせたものだが「よくできてるでしょ。昔から動物と子供には勝てないというけど、本当だね」と苦笑いだった。
現在、十八代目勘三郎襲名披露興行中。連日の大入りで、松竹梅とあるチケットは完売状態。かつての美空ひばりさん、藤山寛美さんの公演以来となる菊雪の席も売り切れの人気ぶり。「この間の日曜日には、劇場はじまって初の“鶴の席”もできたって。うれしいよね」とご機嫌だった。