米映画大手、ワーナー・ブラザーズは21日(現地時間20日)、次世代DVD向けのソフトについて、これまで支持を表明してきたHD-DVD(HD)規格に加え、ブルーレイ・ディスク(BD)規格でも発売する、と発表した。これで米大手映画会社6社のうち5社がBD規格でのソフト発売を表明したことになり、ソニーや松下電器産業が推すBDが東芝などのHDに対し優位に立つことが確実になった。
当初、米ハリウッドはHD支持派とBD支持派にほぼ二分されていたが、10月にパラマウントが両規格採用を表明し、バランスが崩れ始めた。ただHD派はマイクロソフトやインテルなどコンピューター業界の支持を取り付けており、来年3月の機器本格発売という予定は変えない意向だ。【小林理】