３１年ぶりの日本一を決めたプロ野球・千葉ロッテマリーンズの「感謝セール」が２７日、地元・千葉県の百貨店などで一斉に始まった。

　千葉市中央区そごう千葉店では雨の中、客約５００人が長い列。午前９時４５分、正門前でくす玉が割られると歓声と拍手が起きた。ロッテのチョコレート５００個が無料配布され、開店後１０分でなくなった。同店は２９日までの３日間、衣料品などを通常の２～８割引きで販売する。同市中央区の主婦、田村明美さんは「昨日は家族で盛り上がった。今日は限定品を狙います」と笑顔で話した。

　船橋市の東武百貨店船橋店では、１８日のパ・リーグ優勝セール時を１００人上回る６００人以上の行列ができた。ロッテのマスコットキャラクター「マーくん」らが出迎え、ハイタッチして入店する客も目立った。

　最前列に並んでいた流山市の無職、青島豊さん（２５）はロッテの縦ジマのユニホーム姿。「日本一になったら一番乗りで来ようと思っていた。高級牛肉がお目当てです」と話していた。セールは３０日まで。【内藤絵美、神足俊輔】