ロイター通信によると、2000年から日本で事実上の亡命生活を送っていたペルーのフジモリ元大統領(67)は日本を出国し、6日、チリのサンティアゴに到着した。同通信が入手した声明によると、大統領は「ペルーに戻るため、一時的にチリに滞在する」と述べた。
フジモリ氏は10月、来年4月の大統領選への立候補を正式表明。ペルーの全国選挙評議会(中央選管)への立候補届け出締め切りが来年1月に迫り、復権に向け本格的な選挙態勢に入った。
フジモリ氏は1990年の大統領選で初当選。その後、2回当選したが側近の汚職事件で失脚。日本滞在中の2000年11月に国会で罷免された。(共同)