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竹橋シネコン:30年余を経て蘇った幻の傑作「ロバと王女」

作者:未知  来源:每日新闻   更新:2005-11-7 5:24:00  点击:  切换到繁體中文

 ◇監修のマチュー・ドゥミに聞く

 フランスの名匠、ジャック・ドゥミ監督の「ロバと王女」がデジタルニューマスター版として、東京・渋谷のBunkamuraル・シネマで公開されている。1970年の作品ながら、最新デジタル技術で修復し美しい映像、音響になった。71年の日本公開以来、ビデオ・DVDが発売されることもなく、テレビなどでの放映もなかった「幻の傑作」を、ドゥミ夫人で監督のアニエス・ヴァルダと、俳優で監督にも進出している息子のマチュー・ドゥミが監修し、30年余りの時を経て蘇らせた。今夏来日したマチュー・ドゥミに再公開のいきさつや父・ジャックの思い出などを聞いた。【鈴木 隆】

 --この作品をリマスター版で再公開した理由は

 ネガの興行権を買い取ることができたので、公開するならより良い状態で見ていただきたいと思ったのがきっかけ。それまでは興行権を持っていなかったので、法的にこの作品を上映することが出来なった。再び、映画館で公開したいという話があり、それならば修復していい状態で見てほしいと思った。そのぐらい痛みが激しかった。

 --修復で最も気にかけたのは。

「ロバと王女」の1場面

 原則として守らなければと考えたことは、昔の作品で1970年のクラシックと呼べる作品なので、そのおおもとの姿を変えてはいけない。作り直すとはいっても、元のオリジナルの味わいはそのままに残す。古い時代をそのまま残すことがこの作品の魅力になっています。

 ただ、大きく変えた点が一つあります。それは音。当時の技術では、劇場のサントラはモノラルでしか作れなかった。現在、モノラルでやったらお客さんが驚いてしまう。ですから、この部分はステレオに変えている。上映時間も同じです。

 --初公開から30年以上経っていますが、この作品の今でも通じる魅力は。

 永遠性のある映画ということですね、時代を超えて生き続ける不朽の命を持った作品。大人も子供も楽しめる、夢中になれる作品です。そういった性格の作品は、繰り返し公開して見せていくべきだと思う。それで、再公開ということになった。おとぎ話ですが、世代から世代に継承されていくべき物語でもあると思います。

 --マチューさんが最初に見た時の印象は。

 初めて見たのはとても小さい時で、いくつか忘れました。幼い子供としてはこの映画の中で歌われている歌が一番心に残りました。歌こそは、子供にとっては(物語の)中に入って行くための一番の扉ですね。初めてのときから、何度も見て育ちました。

 今は大人になって、監督もするようになりましたが、監督としての目からこの作品を見直してみると、なんと自由に作っているんだろうと感銘を受けます。父は、本能のままにさまざまなビジュアルの要素を持ってきて、好きなように組み立てて、一つの作品に仕立てている。その中に幻想的なファンタジーの味わいをかもし出しながら、歴史的一貫性など一切気にかけずにやっている。その自由奔放さはすごいと思います。

 --あなたは何回ぐらい見たんですか。

 数十回か百回ぐらいか。父は、実は寡黙な人だったんです。家庭では本当に寡黙でした。私には姉のロザリーがいますが、家で自分の映画を見せてくれました。16ミリフィルムのものを家で見ていたので回数が多いんです。

 --ヨーロッパではすでに再公開されていますが。

 フランスでの劇場再公開は大ヒットして、多くの方が喜んでくれました。この作品は長年見ることができなかったので、同時にDVDも発売されて好評です。

 --リマスター版作りで母親のアニエス・ヴァルダの意見は。

「ロバと王女」の1場面

 修復に入る前に、2人でどうしたら一番いいか一緒に考えました。ですから、意見が一致したところから出発しています。リマスタリングする上で、どこまで直していいのか、妥協していくか話して決めました。音声とか、当時の特殊効果のやり方は昔のままにして活かすとか、一致した見解から始めました。

 --息子として、もしくは監督として、ジャック・ドゥミから最も影響を受けていることは。

 本格的に俳優をやる前に父は亡くなってしまいました。監督はその後からですから、直接監督として影響を受けたとは言えませんが、父の作品を見て、映画を通じてはっきりした芸術観は伝わってきたし、息子としても映画を通じて人生観も伝わっていると思います。

 父の人生観は、悲しいことと同時に喜びがある、悲しみと喜びが背中合わせになっているのが人生である、というものの見方。大変深いメランコリックな気分が喜びの奥に潜んでいる。それを一番あらわしているのが、歌の部分です。私たちはよく笑いながら親子で話していたのですが、父の世界はローズとブラックの世界、つまり、ピンクと黒の世界だと。

 それだけでなく、ユーモアのセンスも伝わっています。父の映画は、駄洒落とかけ言葉、何かに引っ掛けた言葉とか、言葉遊びに満ちていて、父自身も言葉遊びが好きでした。そのいい例がこの作品の中の妖精。妖精のパーソナリティーとしてこんなこっけいなのは、ほかにはないでしょう。

 --父と母が有名な監督で、マチューさんも監督ですが、プレッシャーは感じますか。

 俳優としてキャリアを始めたので、父や母とは方向が少し違う。監督をやるといっても始めたばかりで、入口に立ったばかり。プレッシャーを感じるような所にはいません。

 --この映画の最大の魅力を。

 古い昔の映画を最高の、これ以上ないという状態で見ることができる。映像も最高の状態で、音声・音響もより楽しめ、作品自体がトータルな形で最高のレベルに達している。見た方みんなが、楽しく魅了される作品になっています。どうぞ、この作品を楽しんでください。

 ◇「ロバと王女」作品紹介

 原作は、日本でも「シンデレラ」「眠れる森の美女」などでお馴染みの人気童話作家、シャルル・ペローの「ろばの皮」。宝石を生むロバのおかげで裕福な王様がいたが、お妃が病気になり「私より美しい女性と再婚してほしい」と遺言を残し、亡くなってしまう。お妃より美しいのはただ1人、王女だけ。王は娘の王女に結婚を申し込む。困った王女は、リラの精のアドバイスに従い、ロバの皮に身を隠して姿を消す。森で家畜の世話をして暮らす王女だが、その正体をしらずに王子が一目ぼれする。王女は幸せをつかむために恋の魔法を考える……。

 主演は「シェルブールの雨傘」「ロシュホールの恋人たち」に続いてドゥミ作品のヒロインを演じたカトリーヌ・ドヌーヴで、王女とその母親の二役を好演。王にはジャン・マレー、王子にはジャック・ぺラン、リラの妖精にデルフィーヌ・セイリグとフランス映画界を代表する名優が共演。音楽はミシェル・ルグラン。ドゥミ監督独特の色彩豊かな映像が、豪華キャストの歌うフレンチポップスとともにファンタジーの世界に導く。

(「ロバと王女」は東京・渋谷Bunkamuraル・シネマでロードショー公開中、全国順次公開予定)

「ロバと王女」公式サイト
http://www.cetera.co.jp/roba/


 

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