フォークデュオ「ビリー・バンバン」が8日までに、「世界で最も長く活動を続ける兄弟デュオ」としてギネスブックに申請した。1969年に「白いブランコ」でデビューして以来、活動期間は36年にも及び、9日には新曲を発売する。
ギネス申請に、兄の菅原孝(61)は「お互いに、この道一筋にやってきたことが長く続けてこられた秘けつ。兄弟仲良くという親の思いを考え、これからも兄弟を大切にしていきたい」と感慨深げ。弟の菅原進(58)は「やっぱり、やってこられたのは、受け入れてくれるお客さんがいたから。その感謝の思いが、これからもいい音楽を作り、兄弟でやっていくバネになる」と語る。
きっかけは、新曲「君の詩」の発売に際して、スタッフが「もしかしたら世界一長く活動している兄弟デュオかも」と指摘したこと。既に日本円にして約5万2000円の費用を支払って申請し、結果を待っている。
ビリー・バンバンは「関西フォーク」に対抗する形の「カレッジフォーク」として結成。名前は西部劇のビリー・ザ・キッドに由来する。「白いブランコ」の大ヒットの後も「れんげ草」「さよならをするために」などで人気を得た。
新曲「君の詩」は、むぎ焼酎「iichiko」のCM曲。88年から同商品のCMにかかわり、今回が7作目となる。
◆ビリーバンバン 兄の菅原孝、弟の進による兄弟ユニット。69年に「白いブランコ」でデビュー。ラジオでのオンエアがきっかけとなり大ヒットし、「第23回NHK紅白歌合戦」にも出場。フォークグループの代表的アーティストとしてコンサートを中心に活動。76年に一時解散したが、84年に復活。代表作に「ミドリーヌ」など。