社会人野球日本選手権第6日の24日は2回戦3試合。第2試合は、ホンダ(関東)が5-1で前年覇者・JFE西日本(中国)を破った。
▽ホンダ・宇田川丈昌監督 投手がよく踏ん張ってくれた。1回戦は残塁が多かったが、今日の二回の得点は打線がつながって内容が良かった。
▽JFE西日本・吉松孝司監督 陶山はよく投げたが、打線が変化球をとらえ切れなかった。今のうちにはこれが精いっぱい。土台から作り直します。
○…ホンダがルーキー投手2人の継投で、JFE西日本のV2の夢を砕いた。先発・角田が鋭いスライダーを決め球に八回まで被安打2、1失点と好投すれば、最終回は筑川が最速147キロのストレートで3者凡退に抑え込んだ。特に筑川は、この試合が全国大会初登板。神奈川・東海大相模高3年の春にセンバツ優勝投手となったが、進学した東海大では右ひじを痛め、ほとんど公式戦の登板はなかった。この秋、ようやく復活してきた右腕だ。「昔に戻るというより、新しい自分を作ろうと思っています。ヒジの不安はありません」と筑川。宇田川監督も「この調子なら先発もできる」と期待を口にした。
毎日新聞 2005年11月24日 18時13分 (最終更新時間 11月24日 19時33分)