別荘などで密造した拳銃を隠し持っていたとして、警視庁組織犯罪対策5課は14日、千葉県木更津市大久保6、工務店経営、川村文雄容疑者(61)を銃刀法違反容疑(不法所持)で逮捕したと発表した。「飼っている猟犬に拳銃の音を慣れさせる訓練のため5、6年前に密造した」と供述しているという。
調べでは、川村容疑者は4月8日、密造した拳銃2丁と実弾1個を千葉県富津市の別荘などに保管していた疑い。捜索で押収した拳銃の殺傷能力が確認されたため、5月24日に逮捕した。電気ドリルや旋盤など工具類約20点が見つかった別荘の地下室で作っていたらしい。
川村容疑者は、千葉県公安委員会の許可を受けてライフル銃など6丁を合法的に所持している。【佐々木洋】
毎日新聞 2006年6月14日 13時02分