陸上のローザンヌ国際は11日、スイスのローザンヌで行われ、男子110メートル障害で劉翔(中国)が12秒88の世界新記録を樹立した。従来の記録はコリン・ジャクソン(英国)と劉翔が保持していた12秒91。劉翔は93年にジャクソンがマークしたこの記録に04年アテネ五輪で並び、この日13年ぶりに塗り替えた。
男子200メートルは20歳のゼイビアー・カーター(米国)が世界歴代2位の19秒63の好記録で快勝。男子400メートル障害Bレースに出場した成迫健児(筑波大)は49秒02で2位、吉形政衡(三洋信販)は50秒01で7位だった。同種目Aは世界王者のバーショーン・ジャクソン(米国)が47秒77で制した。
女子棒高跳びはエレーナ・イシンバエワ(ロシア)が4メートル90の今季世界最高で勝ったが、自身の世界記録を1センチ上回る5メートル02には失敗した。同100メートルはマリオン・ジョーンズ(米国)が10秒94で制した。(共同)
毎日新聞 2006年7月12日 9時34分