天神祭の幕開けを告げる鉾流神事が厳かに行われた=大阪市北区の堂島川で24日午前9時35分、三村政司写す
大阪の夏を彩る天神祭が24日午前、同祭の起源とされる鉾流(ほこながし)神事で厳かに幕を開けた。
この日も、長梅雨の影響で今にも雨粒が落ちてきそうな曇り空。大阪市北区西天満1の堂島川に架かる鉾流橋のたもとから斎船(いわいぶね)がこぎ出され、神童役で烏帽子姿の市立西天満小5年、栗巣慎也君(10)らが、白木の神鉾などを水面に流して祭りの安全を祈願した。
25日夜には、約100隻の船が市中央部を流れる大川を巡航する「船渡御(ふなとぎょ)」や花火約4000発の打ち上げがあり、祭りはフィナーレを迎える。【野村和史】