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余録:日本沈没が本当に起こったら

作者:未知  来源:mainichi-msn   更新:2006-7-24 23:34:23  点击:  切换到繁體中文

不発の焼夷(しょうい)弾を取り除こうと2階の屋根に上ったら、ゼリー状の油に滑って足を踏み外した。米軍機から逃げる途中、いきなり誰かに脇に引っ張られたと思ったら、直後、自分がいたはずの場所に機銃弾がダ、ダ、ダッと……SF作家、小松左京さんの戦時体験だ▲まだ14歳だった。もしもその時、軒瓦をつかみ損ねて屋根から転落していたら。もしも機銃掃射の下に自分しかいなかったら。死と隣り合わせの暮らしのなか、小松少年には「一億玉砕」はとても単なるスローガンには聞こえなかったという▲小説「日本沈没」は、この一億玉砕の「もしも」体験から生まれたという。「玉砕だ決戦だと勇ましいことを言うなら、一度くらい国を失(な)くしてみたらどうだ。だけど僕はどんなことがあっても、決して日本人を玉砕などはさせない、そんな思いで書いた」(「SF魂」新潮新書)▲「日本沈没」がベストセラーになり、映画化されたのは戦後28年を経た1973年だ。それからさらに33年、最新CG映像技術を駆使して再び日本列島を沈めてみせた映画「日本沈没」が公開された。公開当初から記録的な観客動員になったという▲この作品で印象的なシーンの一つは、列島沈没への政府対策の検討の中で「何もしない」という案が出る場面だ。ちょっと驚いたのは、本紙のアンケート企画「日本のスイッチ」でも「日本沈没が本当に起こったら」との問いに「海外に逃げる」という回答がわずか27%にとどまったことだ▲まさか「一億二千万玉砕」でいいというわけではあるまいが、さて日本人は案外変わっていないのか、まったく変わったのか。この夏、大破局の「もしも」のフィルターを通して見えてくる現実や真実をじっくり考えてみるのもいい。

毎日新聞 2006年7月25日 0時12分


 

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