您现在的位置: 贯通日本 >> 资讯 >> 社会(日语) >> 正文

寝ても覚めても:手に汗握りたい 冨重圭以子

作者:冨重圭以…  来源:mainichi-msn   更新:2006-8-11 12:57:41  点击:  切换到繁體中文

野球評論家の豊田泰光さんが話していた。「観客が満足する野球は二つしかない。予想通りの試合と予想を超える試合だ」

 野球ファンは、いつも次のプレーや展開やさい配を予想しながら試合を見る。好きなチームの主砲が打席に立てば、期待を込めて本塁打を予想し、その通りになれば感動する。しかし、たとえ相手チームの打者であっても、場外に消えていく超特大のホームランだったら、すごいものを見たな、とこれまた感動する。逆に言えば、観客は予想以下の試合には、不満を抱く、というのだ。

 この夏の甲子園は、満足度の高い試合が多い。1回戦屈指の好カード、横浜対大阪桐蔭は、中盤までは予想通りレベルの高い攻防を満喫し、その後は桐蔭の3、4番の連続特大アーチという予想を超えるプレーも味わえた。

 終盤、粘っての大逆転という試合も多い。予想を超えるタイプの代表だ。力が劣ると見えたチームが、好勝負を繰り広げる試合にも、予想以上だからこその面白さがある。負けたら終わりのトーナメントでは、大差がついてもあきらめないから、思いもよらない展開が増えて面白いのだ。

 話は変わってプロ野球。来季からのポストシーズンゲーム(PSG)に関する論議の焦点は、いまや交流戦の試合数で優勝決定方式は忘れられているようだが、高校野球を見ていて思った。PSGをやるのなら、プレーオフで優勝を決めてほしい。日本シリーズ進出権だけがかかるセ・リーグ案のPSGでは、プレーオフほどの張り詰めた空気にならない気がするのだ。

 ここ2年のパ・リーグのプレーオフは、日本シリーズよりも面白かったと私は感じた。短期決戦のプレーオフは負けたら終わりのトーナメントに近い。だからこその緊迫感が、期待以上の熱戦につながった。それに比べると日本シリーズは「もうリーグ優勝はしたもんね」という達成感が、どこかにゆるみを生じさせるのではないだろうか。

 パがプレーオフをやっていなければ、あの面白さを見ていなければ、日本シリーズ出場決定カップ戦でもよかったが、もう遅い。日本一を何度も経験した西武・伊東勤監督をして「プレーオフは第1戦の初球から手が汗びっしょりだった」と言わせたほど密度の高い試合方式がなくなるのは、あまりにもったいない。(専門編集委員)

毎日新聞 2006年8月11日


 

新闻录入:eva_0323    责任编辑:eva_0323 

  • 上一篇新闻:

  • 下一篇新闻:
  •  
     
     
    网友评论:(只显示最新10条。评论内容只代表网友观点,与本站立场无关!)
     

    注册高达赢取大奖!

    09年2月《贯通日本语》杂志

    熊本熊震后首次现身东京 卖萌感

    日清推出“世界杯面选举” 纪念

    不二家巧克力点心内疑混入橡胶

    奥巴马来广岛,安倍去珍珠港吗

    广告

    广告