ベネチア映画祭:開幕 コンペティションに日本から2本
【ベネチア勝田友巳】「第63回ベネチア国際映画祭」が30日夜(日本時間31日未明)、イタリア・ベネチアのリド島で開幕した。最高賞の「金獅子賞」など主要な賞の対象となるコンペティション部門には21作品が出品され、このうち日本からは大友克洋監督の「蟲師(むしし)」と今敏監督のアニメーション「パプリカ」の2本が選ばれている。このほか日本映画では、実験的作品を集めた「オリゾンティ」部門に青山真治監督の「こおろぎ」、押井守監督の「立喰師(たちぐいし)列伝」が出品され、コンペ外作品として宮崎吾朗監督の「ゲド戦記」と黒沢清監督の「叫」が上映される。
受賞結果は最終日の9月9日夜(同10日未明)発表される。
毎日新聞 2006年8月31日