男切りつけ:「通行の邪魔だ」と高2けが 神戸・市営住宅
30日午後11時半ごろ、神戸市須磨区竜が台3の市営住宅1階エレベーター前で、10階に住む無職、西本和雄容疑者(58)が同じ住宅の高校2年男子生徒(16)に刺し身包丁(刃渡り約20センチ)で切りつけた。生徒は左肩に2週間のけが。生徒の110番通報で、駆け付けた兵庫県警須磨署員が西本容疑者を傷害容疑で緊急逮捕した。
調べでは、西本容疑者は酒を飲んで帰宅した際、生徒が友人2人と一緒にエレベーター前で髪を切っていることに立腹し、自室から包丁を持ち出し、切りつけた疑い。西本容疑者は「普段から、夜まで1階のエレベーター前にいるので、通行の邪魔になり、迷惑していた」と供述している。【岩嶋悟】
毎日新聞 2006年8月31日