東京都墨田区の公園で昨年6~7月、路上生活者の男性ら2人を殺傷したとして、殺人などの罪に問われた当時19歳の都立定時制高校生だった元少年(21)が、11日付で控訴を取り下げたことが分かった。検察側は控訴していないため、懲役13年の1審・東京地裁判決(今年7月)が確定した。共犯として起訴された元同級生(21)は既に懲役13年が確定している。
判決によると、元少年ら2人は昨年7月13日未明、墨田区の公園内の橋の下で寝ていた路上生活者の香取正光さん(当時64歳)の頭を踏みつけるなどして殺した。同年6月20日夜には別の公園で男性会社員(当時47歳)を殴ったり踏みつけて、頭の骨を折るなどした。
毎日新聞 2006年9月12日