国家情報センターがこのほど策定した今年3四半期の経済運営予測レポートによると、昨年同期の基礎数値が高く、マクロ経済コントロールの効果が3四半期に顕著に表れることから、3四半期の国内総生産(GDP)は9%の急成長を維持するものの、2四半期より0.6ポイント、上半期より0.7ポイント下がるという。
レポートによると、現在の通貨供給量の増加速度は17%のコントロール目標よりすでに明らかに低く、是正が行き過ぎてしまう恐れがある。一部の金融指標の成長率は2003年以来の最低ラインまで下がっている。もし現在の融資増と正常な方向からの逸脱状況が続けば、融資は過度の縮小傾向が現れるかもしれない。しかしここ1カ月余りの政策変化を見ると、中央銀行である中国人民銀行と中国銀行業監督管理委員会(銀監会)は金融機関に対する実務的政策の実行において「画一的処理」傾向の現れをさらに重視している。融資政策コントロール作用の下で、3四半期のマネーサプライは増加傾向にある。1-9月期の予想では、狭義マネーサプライ(M1)は9兆2000億元(16%増)で増加率は1-7月期より1ポイント増、広義マネーサプライ(M2)は24兆9000億元(16.5%増)で増加率は1-7月期より1.2ポイント増と見込まれる。(編集ZX)
「人民網日本語版」2004年9月2日