農林中央金庫と球磨地域農業協同組合(JAくま、熊本県錦町)は28日、個人情報が6万1392件分が記録された光磁気ディスク(MO)を紛失したと発表した。JAくまの全貯金口座に当たり、口座番号や氏名、住所、電話番号のほか生年月日や貯金残高が含まれている。データは暗号化はされておらず、パスワードによる閲覧制限も施されていない。ただ、これまで情報の不正使用に関する問い合わせはなく、外部に流出した可能性は低いという。
農林中金熊本支店が今月2日、JAくまあてにMOを書留小包で郵送。JAくまは同7日に小包が到着したところまでは確認しているが、中身のMOを受け取ったかどうかの記録はなかった。農林中金熊本支店も、MOを間違いなく入れたか確認できていないという。11日になってMOがないことに気づいたJAくまが、農林中金熊本支店に問い合わせて、紛失が分かった。【坂本昌信】
毎日新聞 2007年5月28日 20時03分