今月２０日、さいたま市のアパートの部屋で、この部屋に住む６０代の夫婦と３０代の息子とみられる男女３人の遺体がミイラ化した状態で見つかった問題で、部屋からは一家の健康保険証も見つかっていないことが分かりました。

　一家はおよそ半年間、家賃を滞納していましたが、アパートの大家は世帯主の男性が腰が悪くて働けないなどと説明されていたほか、去年１１月に管理会社の職員が訪ねた際には、妻が「夫は体調が悪くて寝ている」と話していたということです。

　警察は一家が保険証もなく、病院に通えなかった可能性もあるとみて調べています。（23日18:02）