おととし、埼玉県秩父市の山中でヘリコプターが墜落し、乗員５人が死亡した事故で、警察は、安全確認を怠ったことなどが事故につながったとして、死亡した機長を書類送検しました。

　この事故はおととし７月、秩父市の山中で県の防災ヘリコプターが遭難者の救助活動中に墜落し、機長を含む乗員５人が死亡したものです。

　警察は、ヘリコプターが墜落し乗員が死亡したのは、機長が周辺の安全確認を怠ったことなどが原因だったとして、業務上過失致死などの疑いで死亡した機長（当時５４）を書類送検しました。

　この事故については、国交省の運輸安全委員会も「乗員による適切な見張りが行われていなかった」などと指摘していました。（21日14:34）