舞台は私立高校。２人は主演・高橋克典（４０）演じる熱血教師が担任する、問題児ばかりを集めた３年Ｅ組の生徒役。手越は、水泳で五輪を目指すが、ケガで競技生命を絶たれ心を閉ざした少年。増田は明るいムードメーカーながら、育った環境から寂しさを抱えている設定で、いずれも複雑な演技を求められる。

　手越は映画初出演で主演した「疾走」（監督ＳＡＢＵ、１２月１７日公開）で注目される成長株。増田は同局「３年Ｂ組金八先生」（０１年１０月～０２年３月）などで演技のキャリアを積んできた。

　橋本孝プロデューサーは「手越さんは“疾走”で見せた孤独さに圧倒された。増田さんは明るく活発なキャラクターがどうしても必要だった」と太鼓判。手越は「力を２００％出せるようにしたい」と興奮。増田も「学園ドラマが大好きなので本当にうれしい」と張り切っている。