ホンダが前半に得たリードを守った。三回に吉岡の適時打や上田のスクイズで２点を先取し、四回には佐伯の左前適時打で１点を追加。大田、坂本の継投で逃げ切った。デュプロは四回に内野ゴロで１点を返すのがやっとだった。

　▽ホンダ・宇田川丈昌監督　バッテリーの勝利。先発の大田が落ち着いてよく投げてくれた。課題は攻撃力。次はもっと効率のいい攻めをしたい。

　▽デュプロ・佐久目大樹監督　（一回の守備で４番・森が負傷退場）３～５番に頼り過ぎるのは課題。でも今季は、来年につながる経験ができた。

　○…ホンダの守備の要、佐伯が２得点に絡む活躍を見せた。第１打席では初球の内寄りスライダーをたたき、左翼線二塁打で出塁。先制のホームを踏んだ。第２打席ではシュートを狙い、左前へ適時打。佐伯は「２打席とも配球を読んだ」と、捕手ならではの読みの確かさをアピールした。宇田川監督からは「守ればいい」と言われている。佐伯は「守備だけでは、いい捕手と言えない」との思いがある一方、監督の言葉で楽に打席に入れることが好結果につながっているようだ。