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台湾墜落、エンジン故障か 死者31人に

作者:佚名 文章来源:nikkei.com 点击数 更新时间:2015/2/5 14:46:28 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

【台北=共同】台北郊外で起きた復興(トランスアジア)航空機墜落事故で、台湾の当局は5日、機体が突っ込んだ基隆河で行方不明者の捜索を継続した。地元メディアによると、機長が離陸直後にエンジンが停止したとして救難信号を発信しており、当局は機体トラブルがあった可能性が高いとみて高度や速度を記録したブラックボックスの解析を行い、事故原因の究明を本格化させた。


当局は同日、乗客乗員58人のうち死者は5人増え31人となり、依然、12人の行方が分かっていないと発表した。負傷者は搭乗者の15人と、墜落直前に機体と接触したタクシーの乗客と運転手の2人の計17人。


当局は水没した機体を川岸に引き揚げて作業を続けたが、墜落時に機体から投げ出された可能性もあるとみて、周辺も捜索した。機長と副機長の死亡も確認された。


復興航空によると、事故機は昨年4月に製造されたばかりの双発プロペラ機ATR72。購入後にフランスから台湾に飛行した際、左翼のエンジンが故障してマカオでエンジンを交換していた。


同機は離陸直後に本来のコースを大きく外れて低空飛行。地元メディアによると、機長は救難信号を意味する「メーデー」を告げて「エンジンが停止した」と管制塔と交信した。墜落直前には急激に左翼が下がって高速道路にぶつかり、基隆河に墜落した。当局は左翼のエンジンに問題がなかったかを重点的に調べる方針。


航空当局はまた、復興航空のATR72が昨年7月にも澎湖島で墜落事故を起こしていることを重視、台湾にある全22機のATR72を飛行停止にして臨時点検するよう航空会社に命じた。


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