富士通子会社の富士通研究所（川崎市）は、ゲリラ豪雨などで下水が氾濫する兆候を低コストで検知できる技術を開発した。複数のマンホールに太陽電池で動くセンサーを取り付け、下水道全体の水位を監視する。運用費を従来の約10分の１以下に抑えられるという。2015年度の実用化を目指す。

下水道の水位を上流から下流まで広く調べるには通常、多くのセンサーや回線、電源などの設備がいるうえ、電池を交換する手間がかかる…