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水素の扉、岩谷開く 燃料電池車3分で「満タン」

作者:佚名 文章来源:nikkei.com 点击数 更新时间:2015/2/15 14:42:13 文章录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语

昨年末に発売されたトヨタ自動車の燃料電池車(FCV)「ミライ」。普及に欠かせないのは水素ステーションだ。トヨタグループ自らが整備に乗り出すものの、国内にはまだ7カ所しかない。原油安もあり、拠点開設に慎重なエネルギー関連企業も少なくないなか、先陣を切って突き進むのが岩谷産業だ。


豊田通商はガソリンスタンドと併設した水素ステーションを開設した(愛知県豊田市)


 


豊田通商はガソリンスタンドと併設した水素ステーションを開設した(愛知県豊田市)


「3分もあれば、満タンになります」――。1月下旬、名古屋市と愛知県豊田市で中部地区では初となる商用水素ステーションが披露された。トヨタグループ自らが主導したプロジェクトだ。


電気自動車の場合は急速充電器でも30分程度かかるが、FCVは3分程度で済む。補充担当者は万が一の引火を防ぐため、まず付属のシートに手で触れ静電気を取り除く。車の充填口にノズルを差し込み「充填開始」の操作ボタンを押す。圧力計の数字が約700気圧に達すれば満タンとなり、停止ボタンを押して充填完了だ。


この水素ステーションは既存のガソリンスタンドの一部を改装した。約200気圧のボンベで運ばれた水素は、圧縮機で約800気圧まで高められて充填される。実際の運営は豊田通商と日本エア・リキードの共同出資会社が担い、2月から運営を開始する。



 


「水素社会の扉を開く大きな一歩」。10日、岩谷の牧野明次会長は関西国際空港に空港初の水素ステーションを建設すると発表した会見で、こう強調した。牧野会長の表現は少々大げさだが、並々ならぬ意欲の表れでもある。


■ガスで技術蓄積


もともと水素ステーション設置の先陣を切ったのは岩谷だ。2014年7月には兵庫県尼崎市に国内の商用第1号、同年10月には北九州市と次々新設した。都内にも東京タワー直下に建設中。トヨタカローラ発祥の地という象徴的な場所で3月には完成する。


15年度末には移動式を含めて100カ所で開設予定の水素ステーションだが、うち20カ所を岩谷が担う。コンビニエンスストアの敷地活用やLPガスの出荷基地との併設も計画中だ。


岩谷の本業はLPガスの販売だが、1941年から水素ガスの取り扱いを始めた「水素の老舗」でもある。国内シェアは6割を超え、輸送効率のよい液体水素はほぼ独占状態にある。水素は溶接や化学プラント以外にロケット燃料にも使われる。注目された「はやぶさ2」に燃料を供給したのも岩谷だ。


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