ソニーの解体的出直しがはじまる。創業来の看板事業であるエレクトロニクス事業で分社を進め、経営スタイルは「持ち株会社経営」にぐっと近くなる。分社戦略を推し進めた後、ソニーはうまく動くのだろうか。

■「持ち株会社化」に慎重だったが

18日にソニーが開いた経営方針説明会で出席者の注目を集めたのは、エレキ事業の分社戦略だった。発表された方針通り、ソニー本体に残る「ウォークマン」などエレキ事業を分社していく…