経済協力開発機構（ＯＥＣＤ）は国際課税の新ルールの指針で国別リポートについては、提出義務を負う企業の範囲を限定している。国別リポートは前事業年度の連結売上高が７億５千万ユーロ（約1000億円）以上の企業に提出義務を課すことを勧告している。売上高以外の免除規定は認めない方針だ。指針を受けた各国は同様の基準で法制化するとみられる。

ＯＥＣＤはこの条件によって、提出が免除される企業は「全体の85～90…