【ＮＱＮシンガポール＝近藤明日香】９日のアジア株式相場はほぼ全面安の展開となった。米国で前週末６日に発表された２月雇用統計が市場予想を上回って改善し、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）による早期の利上げ観測が台頭。米国株式相場が大幅下落したのを受け、アジアでも投資家の見送り姿勢が強まった。日本の2014年10～12月期実質国内総生産（ＧＤＰ）改定値が速報値から下方修正されたことなども市場心理をやや冷やした…