【ＮＱＮ香港＝大谷篤】10日のアジア株式相場は高安まちまちとなっている。米国の早期利上げ観測が引き続きアジア株の重荷。前日の米国株が前週末の雇用統計後の売りからやや値を戻したため、日本株やフィリピン株、シンガポール株などを支えているが、反発力は弱い。いずれも高値圏にあり、利益確定の売りも出た。

香港市場では中国本土企業のＨ株を中心に売りが優勢。春節（旧正月）の影響で２月の中国の消費者物価指数が前年…