【オースティン＝兼松雄一郎】米オラクルが17日に発表した2014年12月～15年２月期決算は、売上高が前年同期比横ばいの93億2700万ドル（約１兆1300億円）、純利益が同３％減の24億9500万ドルだった。為替変動の影響で海外収益が目減りし、減益となったが、実質的には増収増益だった。ネット上でソフトや機能を提供するクラウド事業が引き続き好調だった。

為替の影響を除いた実質的な部門別売上高はソフト部門が７％増、高性能サーバーなどを販売するハード部門は５％増だった。実質１株利益は前年同期と同じ0.68ドルで事前予想通りだった。同日の米株式市場の時間外取引でオラクル株は買われ、同日終値比で約２％値上がりした。