社員の働く意欲を高めるため、自社株を報奨として与える企業が増えている。２月までに制度を導入した企業は130社強と３年前の4.4倍に増えた。カルビーや武田薬品工業は今期から業績への貢献度に応じ、報奨として株式を与える制度を始める。株高の恩恵が社員にも及ぶようにするほか、自社の株価上昇への意識を高める狙いもある。

自社株を役員や従業員に与えるしくみは、日本版ＥＳＯＰと呼ばれる。業績に応じた報奨として…